二重国籍コラム

国会議員の二重国籍疑惑で世間の注目を浴びた国籍問題。国籍問題の背景には、歴史的なものに加え、近年の国際化があげられそうです。国際結婚による国籍の異なる両親から生まれた子どもも増えています。
国籍は、その人のアイデンティティに係る重要な要素だと思います。しかしながら、国籍についての知識はあまり一般的にはよく知られていません。間違った知識や思い込みがとても多いように感じます。
「日本国籍を持っていると思っていたが、実は喪失していた。」
「日本に帰化後、母国の国籍を復活させた」「そのまま母国のパスポートを持っていて、2個を使い分けている。」そのようなことを耳にすることもあります。
日本国民は、二重国籍状態になった場合には、一定期間内にいずれかの国籍を選択しなければなりません。(国籍法14条)。また、国籍法上は、日本国民は自己の志望によって外国の国籍を取得したときは、日本の国籍を失います。(国籍法11条)

しかし、日本の戸籍は自動的に除籍されないので、日本国籍をまだ持っていると勘違いしている方が少なくありません。これは、法律運用手続き上の問題だと思います。

複雑怪奇な国籍問題、今後の動向に注視していきたいと思います。